こうぐちくんの愛車紹介 〜Part11〜

こうぐちくんの愛車紹介の11回目はこうぐちくん同様、TRINITYをこよなく愛するヤッキーさんの愛車紹介です。例によって文章・写真はこうぐち君に寄稿してもらいました。

ヤッキーさんは愛知県の新城サーキットの主?で12歴は30年??を迎えようとする元気なおとーさんです。とりあえずデルタは結構走らせたらしい、またアソシは初代からすべてテスト済みのはず。会社はたいそう忙しいにもかかわらず、時間を調整してはアグレッシブに12を楽しんでいるようです。トリニティ歴は22.2Jからだそうで、はや7年。車はいたるところにコダワリが感じられ、仕上がり具合も相当だと見ました。ヤッキーさんとコースに行くと楽しすぎるので、つい強引に誘ってしまいます。今回はムリを言って取材させていただきました、新城サーキット仕様のトリニティです。

まず始めに軽く?レフトハブから。トリニティ純正はクランプ式でバランスがよくないようなので4mmのドリルでバランス取り。 タイヤは見た目でゼノングリーンと判断できるであろう?整形も見た目でMAXMODプロスウィンガーなのは自明。。
   
そのハブの反対側。こちらは3/8”アルミキャップビスでバランスを調整。時折りシムでバランス調整をすることも。
   
モーターマウントは1mmフライス加工で程度ダウン。微妙な逃げをもうけ、ロアポッドにも逃げに対する加工を施す。同時にサイドポストも同じだけフライス。Tバー下ナイロンシムが黒ってことは?もうお分かりですね。
   
リアアクスルは今のところIRS132アッセンブリ−を使用しているようです。最近のはやりか、高速コーナーが踏ん張り速くなるそうです。
   
スパーはしばらくゼノンを使っていたようですが、最近発売されたパワース経由のRWスパーギヤが相当いいそうです。96枚を使用しているところに知性を感じます。
デフボールはゼノンのセラミック。このスパーは他のスパーより価格は高いものの、持ちが大変良いために、ヤッキーさん情報で私も使うことにしました。また、スパーの幅は2.9mmで効率もよいようです。
   
アクスルのスペーサーもちょっと見かけないものがありました。
聞くとこれはトビークラフトの6.35アクスルスペーサーだそうです。1mm単位で1〜5mmまで入っていて300円?位で非常にお得。そして使い勝手グンバツだそうです。。
   
センターショック用の穴を後方にも設け、セットの幅を広げています。その下には、軽量化にこだわるさまが見て取れます。
ボールシートにトリニティオプションのアルミビスを使っているんです。
   
新城サーキットは比較的砂が多いために、かつてジョンソン車のようなヒシチューブがかぶせてあります。また、チューブの長さをアルミスペーサーで微調整しています、が。実はこれ、キット標準のアッパーポッドの取り付け位置が1mmオフセッ
トされていたからだそうです。なんでそうしてまで使うのかというと、標準のポッドは薄く軽いのと、こんな貴重品を使わないで入るのはもったいない、からだと思います?このへんは大変おおらかです。
   
Tバーにはアソシ用のヨコモ製を使用しているようです。ボールはヨコモのハードアルマイトをセレクトして。トリニティのボールは、売っている段階で直径が小さすぎ、ガタがでるので仕方なく。使えるボールが出ればトリニティに戻したいのは私も同感です。ところで、ツイ−クのネジ。短いと思いません?これは2002のシャーシブレ−スを固定する短い六角を使っているそうです。そして、このネジのアルマイトのかかり具合を非常に気に入っているとのこと。羨ましいです、ハイ。。
   
アンプは昨年暮れにGM製パープルに載せ変えたようです。アンプの上にポツンと2こ載っているのは、雑誌で見かけた小物のようです。シリコンワイヤーはオヤイデ電気の2.25?を使用。
   
シャーシの裏を見ると、なにやらこの車穴が多いような。しかも、純正のサーボマウント穴から数ミリ前に寄せているような?そして、穴の幅も狭くない?
   
そうです。ヤッキーさんは好んでJRの3125サーボを使用しています。サーボマウントをアソシのパーツから自作し、センターを出すためにシャーシを加工してサーボを反転して搭載しています。アッカーマンにもこだわり、サーボを前後させてテストしているようです。3125の背中に見えるシールは、トリニティが好きな人だったら分かるかな?タイロッドはHPIのパープルのチタンです。
   
サスアーム下のスペーサーは新城の路面にあわせて薄いものを選択。これもトビークラフトでしょうか?すると、サスアーム固定のネジがアッパーロッドの干渉するため、頭を少し削っているようです。ボディマウントはカワダの12用を。ちなみにリアはアソシを使っているようです。私も真似させていただきましたが、このチョイスがトリニティのシャーシやブレースを長持ちさせるのに最適選択のようです。アッパーのターンバックルは前はランスフォード、後ろはRPMのボールエンドを使用するときに便利なコーセーだと思います。 また、可変キャスターは、前後ショートピロボールを使用し、後ろのピロ下に1.5mmのスペーサーを挟むことでおよそ3度の可変キャスターにしているようです。
   
ステアリングブロックはトリニティより曲がるアソシを使用しています。オフセットがトリニティよりおよそ1mm少ない仕様です。キングピンはチタンだとスルスルになりづらいようで、トリニティ純正を磨いて使っていました。また、キングピンに挟むシムにもコダワリがあります。スプリングのしたにはアソシのナイロンスペーサーでスプリングの効きの曖昧さをなくし(アソシのステアリングブロックのときのみ可能で、トリニティで行うと、ホイールに干渉することがあります)ステアリングブロックとアッパーの間にはイーグルのモーターシムを、そしてアッパーの上にはアソシのキングピンシムをセレクトしているようです。

ところで、車全体の写真はピンぼけしていたため、想像に任せることにします。矢野さん曰くヤッキーさんの車は、するめのような噛めば噛むほど味わいがでるような車。確かに私もその通りだと思います。トリニティ使い達特有の?部品セレクトにもノウハウがあるので、それはまたいずれレポートしようと思います。