Pro Trakの電源について

プロトラック社からは電源について特に推奨するモデルというのは発表されていません。電源電圧に関しては12〜14Vの間が出るものであれば問題無いと聞いています(推奨電圧は13.8Vです)。じゃあどんな電源を使ってもいいのか?そこで今回は僕が持っている3種類の電源を使いどのような違いが出るのか調べてみました。

電源1

DAIWA PS-140Yaというモデル。秋葉原では9000円くらいで購入できるもの。プロトラックの調整はこの電源を使っておこなっています

6年くらい使っているお気に入り電源です♪

まずは電源1とプロトラックを接続してみます。このときの電源電圧は13.87Vでした。

そして6.0Aで充電をしてみます。電流が上がると電源電圧が少し落ち込みました。今回の場合0.03V電圧が落ちました。

ちなみにプロトラック液晶の左上に表示されているのがプロトラックが検出した電源電圧で、下段中央がバッテリーの充電電流です。

このときバッテリーに流れている電流を電流計で測定してみました。ちょうどぴったり6A流れていることがわかります。

プロトラックはこの電源1を使って調整しているので当たり前と言えば当たり前ですが・・

電源2

RCサーキットでの使用率が高いと思われるALINCOのDM-330MV。

電源2をプロトラックに接続したところ。13.66Vです。
そして6.0Aで充電をおこなうと電源電圧は13.57Vまで落ちました。
しかし電流は設定通り6.0A流れています。電源電圧が0.1V程度落ち込んでも影響が無いことがわかります。

電源3

日本ではほとんど見かけることの無い電源。普段あまり使うことはないのですが今回の実験のため引っ張り出してきました。

電源3を接続したところ。電源電圧は14.16Vありました
6.0Aで充電をおこなうと電圧は2V近くも落ちてしまいました。しかも電源電圧がフラフラと変動しており、安定していない状況です。
そして充電電流は6.1Aになっています。0.1Aとはいえ誤差があるのは残念です。

 

結論: 電源電圧が充電をおこなっても変動しないものが良い。充電電流が安定したとき、電源電圧が変動しないものが望ましい。電源電圧は13.5〜13.8V程度

 

おまけ

以前の話ですが一度修理したにも関わらずすぐにまた故障してしまうユニットがありました。原因がわからなかったのでプロトラックと一緒に使っている電源を送ってもらい調べたところ・・

DM-330MVのPROTECTランプが点灯していました。説明書によるとこのランプは「過電流保護回路が働いた場合」に点灯するとのこと。原因はわかりませんがこのランプが点灯した場合プロトラックが故障してしまう可能性があります。ご注意を。