充電直前の温度が放電特性に与える影響

充電を開始する際の温度を変えると放電特性にどのような影響があるのか調べてみました。ただし今回は放電する前に75分間の休憩時間を設け、セルの温度が室温程度まで下がってから放電することにしました。

使用したセル: GP3700 ノンマッチド ザップ済み バラセルを4ヶ

次の手順で実験をおこないました(室温は21〜23度でした)


@単セル放電器でそれぞれのセルを放電する

A1時間15分かけて

   1セルはそのまま部屋に。残りの2セルはプロトラックのCell Warmingを使用して・・
      30度に加熱する、40度に加熱する
   最後の1セルを冷蔵庫に入れ、それぞれの温度を変えてみました。

B単セル充電をおこなう(6.0A)

C1時間15分放置する(温まったセルが室温まで下がるのを待つ

D2分間追い充電をおこなう(6.0A)

D単セル20A放電し、データを取得

E1日インターバルをおき、@〜Dを繰り返す。ただしBの組み合わせは変える

これはセル2の放電中の電圧を記録したものです。ほとんど差がないことがわかります。

こちらはセル6の電圧を記録したものです。やはりそれぞれの差は無いようです。

充電前にセルを加熱しても時間が経ってしまうと意味が無いということがわかりました。