サーモ・コンパレータの紹介(1)

ターボマッチャーで電池データを測定するときは室温と充電開始のバッテリ温度を一定にしています。特にバッテリ温度は毎回同じようにしないと安定したデータが取れません。室温はエアコンで何とかなるのですが、バッテリ温度はウォーマにバッテリを置いて温度計で確認していました^^;; タイヘン

これでは効率悪いということで店頭で見つけたサーモ・コンパレータというキットを買ってきて、組み立ててみました。組み立ては丁寧な説明書に従えば何の問題もなく完成します♪このキットは千石電商で1280円で販売されています。この他に200円のサーミスタと温度設定用の抵抗(10円もしない)と電源(10〜16.5V)を準備する必要があります。

これがサーモ・コンパレータ。設定した温度になった時に手前の黒いリレーをONにしたりOFFにすることが可能。リレーが切り替わると基盤上のLEDが消灯する。
今回はサーモ・コンパレータとウォーマを組み合わせて、設定温度になるとウォーマをOFFにするように組み立ててみました。

手前の2本のコードはウォーマの電源線です。奥の細いコードは温度測定のサーミスタというセンサと電源用のコードです。
   
コードで隠れて見難いですが、肌色の抵抗で大体の設定温度を設定します。今回はおよそ35°でリレーが切り替わるように設定しました。細かい温度調整は青い部品(半固定抵抗)のボリュームで調整します。
(説明書にこの辺のインストラクションがあるので簡単に設定できました)
   
こんな感じで接続します。今回は実験のため、バッテリーに温度計をつけています。35°に設定したので、それ以上の温度になるとウォーマがOFFになり、また温度が下がると再びONになります。

35°というのには特に意味はありません^^;;たまたま手持ちの抵抗を使っただけなので・・

実際に動作させた様子はこちらで確認できます(LEDが消灯した時、ウォーマもOFFになっています。その後すぐにLEDがONになっているのは再び温度が下がったことが検出されているからです)。実験に使った温度計の反応速度が遅くて35°ピッタリかな〜?という感じですがまずまずでしょう。

今回は使っていませんが、設定温度に達したときにONになる回路もあるので、例えばウォーマがOFFになったらファンを回すといった使い方もできます。

温度管理が何かと多いR/Cでの応用範囲は大きいと思います♪ 今後はいくつかのアイデアを形にしてみようと思います。