CDCチャージャーのキャリブレーション

CDCチャージャーなど最近の充電器はかなり細かく電圧を検出でき、非常に高性能になってきました。タイマー式の充電器からラジコンやってる人にとってはこんな夢のような充電器を所有できるなんて思ってもいなかったことでしょう^^

ターボマッチャーもそうですが、このような測定器では定期的にキャリブレーションを実施する必要があります。キャリブレーションとは基準となる電圧を測定器で正確に検出できるように補正する作業です。でもラジコン用充電器でキャリブレーションなんて聞いたことがないですね^^;;;

今回、製造元のIntegy社よりCDCチャージャーのキャリブレーション法を教えていただきました。早速チャレンジしてみます♪

**ここで紹介する方法は説明書に記載されていない方法なのでおそらくメーカ保証対象外になります。実行は自己責任でお願いします。なおここで紹介する方法はCDC Ver5.0を使って実施しています**

キャリブレーション前の状態。安定化電源をバッテリーに見立てて5A放電してみました。テスターで端子電圧を測定すると9.94Vでしたが、CDCでは9.877Vと表示されています。およそ0.063Vの誤差が生じています。

この誤差を矯正するのがキャリブレーションです。

まずは安定化電源の電圧をぴったり10Vに合わせます。僕のテスターは小数点以下2桁しか測定できないタイプですが、より高精度なテスターを使うことでキャリブレーションの質を上げられると思います。

10Vの調整ができたら一度安定化電源の電源を落とします。そして安定化電源の+端子にCDCの12V+端子とBATT+端子を接続します。次に同じようにCDCの12V-端子とBATT-端子を接続します。

ちょっと不思議な接続ですが、CDCのすべての+端子を安定化電源の+へ、-端子を安定化電源の-へ接続します。

CDCの「BACK/SETUP」ボタンを押しながら安定化電源の電源を入れます。

すると、CDCの画面に「10Volt Calibration」と表示されます。10Vの基準電圧を入力せよ。ということです。この時点で安定化電源の電圧が10Vであることを再確認しましょう。

準備ができたらCDCの「ENTER」ボタンを押します。するとキャリブレーションが始まります。

3秒ほどするとCDCの画面に「15Volt Calibration」と表示されます。今度は15Vの基準電圧を入力せよ。ということです。

安定化電源の電圧を調整して今度は15Vに調整します(この時点ではキャリブレーションは始まっていないので焦らずゆっくりと電圧を調整します)。準備ができたらCDCの「ENTER」ボタンを押してキャリブレーションを開始します。

キャリブレーションが終了するとCDCの画面がこのようになります。安定化電源の電源を落としてキャリブレーション作業を終了します。

これはキャリブレーション後の確認です。はじめに紹介したように安定化電源をバッテリーに見立てて5A放電してみました。テスターでの電圧とCDCでの電圧がぴったり一致しています。

あ〜気持ちいぃ〜