これはセル１のデータをまとめたものです。( )内は放電直前のセル温度です

黒：充電5分後に放電（54.8度）

赤：充電後75分放置、40度まで加熱しリピーク充電、5分後に放電（59.3度）

緑：充電後75分放置、50度まで加熱しリピーク充電、5分後に放電（64.1度）

放電時間はほぼ同じですがやはり前回の実験結果と同じように充電直後に放電した方が電圧が高い事がわかります。

これはセル２のデータをまとめたものです。( )内は放電直前のセル温度です

緑：充電5分後に放電（55.9度）

黒：充電後75分放置、40度まで加熱しリピーク充電、5分後に放電（57.1度）

赤：充電後75分放置、50度まで加熱しリピーク充電、5分後に放電（61.4度）

セル１ほどではありませんがやはり充電直後に放電した方が電圧が高い事がわかります。

これはセル３のデータをまとめたものです。( )内は放電直前のセル温度です

赤：充電5分後に放電（56度）

緑：充電後75分放置、40度まで加熱しリピーク充電、5分後に放電（55.6度）

黒：充電後75分放置、50度まで加熱しリピーク充電、5分後に放電（62.3度）

やはり充電直後に放電した方が電圧が高い事がわかります。

充電直後に放電をおこなった方が平均電圧が高くなるという結果を得ました。理由はわかりませんが放電直前の温度よりも、充電後なるべく早く放電することに留意したほうが良いようです。ただこの場合、しっかりと時間管理をおこなわないと最適なタイミングで出走・・というのは難しそうです。やはり早めに充電を済ませ、出走前にリピークで・・というのが忙しいレースではベストな気がします。しつこいようですがもう少しリピークの実験を続けようと思います

次回はプロトラックのPush Chargeを使った実験をレポートします