リチウムイオン電池(1)

携帯電話やPDAなどでは一般的に使われるようになってきたリチウムイオン電池。ラジコン用の動力源としてはニッカド電池やニッケル水素電池が主流で、まだ使われていませんが今後は使われるようになっていくかもしれません。さすがに1/12などで使うには荷が重そうなので1/24やマイクロRS4でリチウムイオン電池を実験してみることにしました。

注意!:ラジコン用の充電器やアンプなどはリチウムイオン電池を前提に設計されていません。場合によって過充電やアンプ損傷を引き起こすかもしれません。ご自分で実験される場合には自己責任ってことでお願いしますね^^;;

まずはリチウムイオン電池のおさらいから。リチウムイオン電池の特長は主に
1)高電圧である(電池1つで3.6〜3.7V、ニッケル水素の3倍)
2)高エネルギー密度(小さいのに容量多い、ニッケル水素の約2倍)
3)メモリー効果が全くない
4)などなど

とまさに携帯電話・PDAとしてはうってつけです。DTMやマイクロRS4では6〜7.2V電池が使われているのでリチウムイオン電池を直列に2つ繋げれば使えそうです。心配なのはリチウムイオン電池の最大放電電流がDTMやマイクロRS4で耐えられるのかどうかというところです。この辺は今後様子を見ながらテストしていこうと思います。

携帯電話の電池と1/24 RC用バッテリとの比較。携帯電話電池はこれで3.7V 580mAhのスペック。一方RC用バッテリは7.2V 270mAhのスペック。携帯電話電池を2つ直列すれば7.4V 580mAhとなるはず。

というわけで早速秋葉原へリチウムイオン電池を探しに行ってきました。一次電池はあるのですが、充電可能な二次電池は店頭では販売されいないようでした^^;; 早くも実験中止の危機。 懸命の捜索の結果、ラジオデパートでなんとか発見しました。

右が買ってきたリチウムイオン電池を直列に繋いだもの。左はマイクロRS4用のバッテリー。
かなり小さいサイズであることがわかる。マイクロRS4バッテリが6V 600mAhのスペックであるのに対して、このリチウムイオン電池は7.4V 1400mAhというスペック。ちなみに重量は同じくらいでした。

 

リチウムイオン電池 を早速充電してみました。ニッカドバッテリー用充電器では充電が止まらなかったので少し温かくなったところで充電を停止しておきました。今度はニッケル水素用充電器でもトライしてみます。

次回はマシンに搭載した様子をレポートしたいと思います。