2009年03月01日

Team CRC Japan2009レポート(5)

2009年のワークスドライバー 愛知県ヤッキー さんから1回目のレポートが届きました

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皆さんこんにちは、今年もTeam CRC Japanメンバーとしてサポートを受けさせて頂くことになりましたヤッキーです。

今回のレポートは先日Team CRC Japanメンバーとの合同テストを兼ねた今年の全日本選手権会場でもある谷田部アリーナでのテストレポートです。


それではレポートに移ります。

【2/21土曜】
今回、地元で一緒にやっているCRCユーザーの博さんと2/21の朝出発し昼前に到着したところ、週末開催されるオフロードレースに備え皆さん練習に来てるようで凄い人でした。ピットスペースを探していたらチームリーダーの野島さんを見付け、ちょうど横が二人分空いていたのでそこでピットを構えることにしました。

受付を済まし準備しながら野島さんに路面状況を聞くと「喰わない」とのこと。(この「喰わない」と言うのは2/1におこなわれた関東地区一次予選のときと比べて食わない路面で以前の谷田部からするとグリップは良い)バリ食い路面を期待していたのですが、12ユーザーが私達を含め5名と少なく路面もそんなに上がらないだろうとの予想でした。

2年ぶりの谷田部、レイアウトも変更されまずはコース慣れしようと1パック走行したところ、グリップは悪いですが走れないほどではなくこの日はクルマのセットは殆ど変えずコース慣れに専念しました。タイヤ・グリップ剤などのテストもしましたが、野島さんの予想通り路面が上がる気配がなく、このグリップレベルではテストしても意味がなく翌日はチームメンバーの野島さん、ハヤトくん、トシキくん他クレストメンバーの方々も集まることになっており、本格的なセットアップは翌日にすることにしました。

【2/22日曜】
この日も前日同様、朝からピットは満員で100名以上は居たでしょうか
その中12ユーザーはチームカワダの方たちも練習に来ており17名ほどです。


話は前後しますが、クルマのセットは谷田部路面と似ているラジ天名古屋さんで事前テストをしてそのセットのままやりました。クルマは問題なく走り、セット変更箇所はフリクションチューブグリスをRの大きなコースに合わせ硬くしたくらいです。具体的には#20000→#30000に変更したのですが、これによりクルマの挙動が安定し走らせ易くなりました。路面コンディションは前日よりは良かったですが関東地区一次予選のときよりはグリップは少し低いようでした。後半になってくるとハイサイドするマシンも見られ路面は上がってようですが超ハイグリップ路面に慣れている私からすると、それ程でもなかったです。これは毎回レコードラインに乗せて走らせられる程、コース慣れしてないのもあるでしょうが、ラインに乗った走りをしてもハイサイドの気配は一切なかったです。

二日間で17パック走り現時点でのテストレポートです。

●ボディ
 ワールドチャンプお勧めのザイテックが曲がり、リヤの押さえなどバランスがとれ
 扱い易かったです。後半グリップが上がってからはパーマスピ8
 良かったです。それよりも曲げたいならBlackArt R8cにリップスポイラー
 を2~3mm追加した仕様が前後バランスもよくベストラップはこの
 ボディでした。

●タイヤ
 フロントタイヤはPMパープルのみ
 リヤタイヤのみテストした結果、事前情報どおりヨコモLラバーソフトが
 良かったですが、CRCマゼンダPMマゼンダもグリップダウンもなく
 問題なかったです。ロットにもよりますが手持ちはCRCマゼンダの
 方が軟らかく、その時の路面に合わせチョイスしました。
 ホイルは前後HR-38、グリップ剤は黒缶のみで反応時間は15~20分です。
 
 
下記のセットはベストラップを記録した時のものですが、あまりにも人数が多く谷田部アリーナさんのパソコン処理が間に合わなく毎パックポンダーカウントエラーばかりでしたので、正確なベストラップ、周回数などは解りませんでしたがこのセットで問題なく走りますので、参考にして下さい。


クルマ・日付・コースGen-x 谷田部アリーナ 09年02月22日
 
○全体 
ボディ=BlackArt R8c(リップ追加)
シャーシ=CRCカーペットナイフ・ジェネレーションX Jスペック

グリップ剤=パラゴン黒・フロント 1/2塗り リヤ 全塗り
前後タイヤ=フロント・PMパープル42mm リヤ・CRCマゼンダ43.5mm 
前後ホイール=フロント・HR-38 リヤ・CRC HR-38
ギア比指数=スパー・PRS92T ピニオン・PRS21T 指数・31.18
車高=およそ 前・2.7 後ろ・2.5
バッテリーポジション=後

○フロント
スプリング=TRINITY 0.55
キャンバー=約右1°左1°
キャスター=前に0.4mmシム、0.2mm
トー=1mmアウト
キャスターブロック=アルミ10°
ビック・アッパーボールスタッド・ロング
ピポットボール=ウルトラフロントピポットボール
ライドハイドスペーサー =樹脂製ライドハイドスペーサー 5mm
                +Fibre Lyteライドハイトスペーサ0.5mm
リバウンド=0 
タワーバー=グラファイト・ブレース
トレッド=168mm
サーボマウント=平積み
サーボセイバー=キンブローミドル 

○リア
サイドスプリング=CRCブルー リヤボトムプレートに触れから1/4回転締め込み
フリクショングリス=京商 #30000 
ライドハイトアジャスター=ゼノン 1.25
センターショック=Silva Concepts HPS2ショック
ショックオイル・スプリング=TRINITY #700・ CRC レッド
リバウンド=ダンパー長で約1mm
リアトレッド=170mm

デルリン製ワンピース・ボールシート 使いロールセンターを下げ
*ロングサイドリンク仕様

○メカ類
モーター=Trinity Pulse 4.5T(進角+5)
ESC=LRP SPX-SS(2、2、0、1)
別電=無し
サーボ=DS3401
レシーバー=R604FS
パーソナル・トランスポンダー用にMRT社バグ・ブースター使用

最後にチームメンバー、CRCユーザーの方々のクルマをご紹介します。
(写真を撮り忘れた方もいますので全員ではありません)

チームメンバーハヤトくんのJスペック
リアセクションはノーマルシャーシ用のオフセット・オープンXポッドを使ってJスペックより更にロングホイルベースになってます(ノーマルと比べ約6mm長い)トッププレートはオプションぶ厚い5mm

チームメンバートシキくんのノーマルGX
オフセット・オープンXポッドを使い、ビック・アッパーボールスタッド・ロングでロングアッパーアーム仕様です。リヤセクションはXブレースを二枚重ねにして剛性アップさせてます。オリジナルシャーシブレース仕様のため見た目が少し違いますね。


CRCユーザー○藤さんのノーマルGX
ハヤトくん、トシキくん同様サーボを平置きにしてる以外オフセット・オープンXポッド仕様のほぼストック状態です。他メンバーと同じくセンターショックはサイクロン12用です。


こちらから共に遠征した博さんのJスペック
トッププレートを自作し4点止め仕様にしてる以外センターショックも含めストック状態です。後ほど紹介しますが、シャーシのリヤ周り剛性アップのため左右のツイークプレートを繋げるかたちでタワーバーを追加してます。


私のJスペックです。
センターショックはSilva Concepts HPS2です。(タワーバーの写真はサイクロン12用ショック)博さんと同じくタワーバーを追加してます。これはハイグリップ路面でハイサイド防止、高速コーナーでの安定性がアップします。(折れたボトムプレートを使い自作しました)バッテリーをグラステープ止めでやってる方は違いが解らないかもしれません。

バッテリーですがクラシュなどでシャンテが曲がり歪んでたりするとシャーシも捻って左右の車高が違ったり、片巻きの原因になったりするので注意して下さい。



次回の合同練習は3/22を予定してますので12ユーザーの皆さんお集まり下さい。

以上で今回のレポートは終わりです。
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